~STAY HOMEで差をつけよう~
*今日の課題~サイコロ~
サイコロは子どもにとって身近なものですね。スゴロクや各種ボードゲームなどでおなじみです。小学校入試のペーパーでも、数の課題や位置移動、展開図などでよく見かけます。ゲーム遊びでは楽しいサイコロなのですが、ペーパーでお目に掛かる際にはなかなか面倒な存在です。サイコロが絡むことで、問題の難易度が間々上がってしまうのです。一度「苦手」と刷り込まれると、問題の難易度と相まって、一気に思考停止に陥ります。急がず焦らず、楽しくサイコロに親しみながら、その基本的仕組みを理解するところから始めてみましょう。
♪やり方1:目に親しむ
まずは、サイコロの目に慣れ親しみましょう。目がはっきりわかる、大きめのサイコロを用意します。はじめは目の数を数えないといくつを表しているかわからない子どももいるかもしれませんが、配列を見ただけで数がわかるようにしておきます。お母さまがパッと目を見せて、「5!」、「正解!」など、リズミカルにゲーム感覚で楽しみながら取り組んでください。
♪やり方2:目を調べる
次は、おうちにあるサイコロをできるだけたくさん集めてみましょう。ちょっとしたゲームの中や何かの景品に入っていたり、探すと結構出て来るはずです。大きさや色などが異なる、バラツキがあるものが集まるとおもしろいですね。
その中から、お母さまと子どもと一つずつ、好きなサイコロを選びます。まずはサイコロの1の目を上にして机の上に置きます。お母さまが自分のサイコロの底辺の目を、子どもには見せないように見てみます。「〇〇ちゃんも、サイコロの下の面、そおっと見てみて」と促し、底辺の目を確認させます。その後、「〇〇ちゃんの目はいくつだった?」と聞きます。「6!」と答えたら、「えっ?ママも6だったよ!偶然だね~」と驚いて見せます。「ほかのサイコロはどうだろうね?」とさりげなく促し、別のサイコロも確認させます。「また6だ!」と言ったら、ここ、大事ですから大げさにお願いしたいのですが、「え~っ!?うそ~~っ!!こんな偶然ってある??」と猛烈に驚いて見せ、子どもの関心を引きましょう。ほかのサイコロも確認させ、子ども自身に「サイコロの目には何か決まりごとがあるらしい」と気づかせます。
♪やり方3:約束に気づかせる
2がうまくいけば、「ほかの目にも約束があるに違いない」と気づき、自ら積極的にリサーチ活動を始めます。こうして、「1-6」、「2-5」、「3-4」というサイコロの裏表のルールを「子ども自身が発見」できるよう導きましょう。自分の発見は決して忘れない確固とした知識として定着します。その法則を上手に利用し、子どもの興味を引き出しながら、「自分が発見した」と子どもが思えるように導くのがコツです。
♪やり方4
次は、サイコロの目の裏表の関係、「1-6」、「2-5」、「3-4」を、おはじきを並べて確認してみましょう。順番に1つずつ並べていきます。
「最初に発見したのはどんなお約束だったっけ?えっと、1の反対側は…」とすっとぼけながら、赤のおはじきを1つ並べます。第一発見者の子どもが得意になって「6!」と言ったら、「そうそう、6だったね」と、発見者に敬意を表しながら青のおはじき(先ほどとは違う色)を6個、横に並べて7を作ります。次は「では博士、2の反対側は何でしたっけ?」と、先ほどの7の列の下に赤2、青5を並べます。同様にその下に赤3、青4を並べていきます。
〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇
こうして並べることで、視覚的に、「裏表の目を合わせると、同じ数になる」という大発見をしてもらいます。指を指しながら一緒に合わせた数を数え(ついでに、数の合成の練習にもなる)、「7」という数を子どもの心にしっかりと刷り込みましょう。「うそ~っ!信じられない。サイコロにこんな秘密があったなんて!」、「○○ちゃんて、もしかしてサイコロ博士?」とでも言って、記念の写メでも撮ってお父さまに送ってみせれば、子どものご機嫌は最高潮。ペーパーでサイコロに出くわしても、「あたしの得意なやつ」と思い込んでくれえるでしょう。こうして、サイコロの目の裏表にはお約束があること、足すと7になることを身につけます。
さあ、今回はここまでにして、ご家族でスゴロク遊びでもしてみましょう。きっと、意欲を持ってサイコロの次ステップに進めることでしょう。
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