秋の入試説明会がピークを迎えています。
その中で、今秋の入試のポイントが浮き上がっておりますので、プレミアム会員様限定で要旨をお伝えいたします。
1)考査内容
春の説明会の段階では新型コロナウィルスの状況が不透明で、考査自体の大幅な変更も予測されました。
現在は一時期に比べて落ち着いた印象であり、学校側は可能な限り「従来通り」の入試をしたいとしています。
出題内容や傾向を変更して物差しを変えてしまうと、予想通りの合否判定とならない可能性もあるため、
学校側は本来変えたくないのです。
これはひとつ、安心材料ですね。
もちろん3密対策を十分行った上でという条件はつきます。
2)子どもの意識
考査中のマスク着用、ソーシャルディスタンシングを保つ意識は、今年度入試の大きな要素となるでしょう。
実際に感染症対策をしながらの学校再開をしている上で、ルールの守れない子どもには対応を苦慮しているはずです。
それならば、次に入学する児童には高い意識を求めることは想像に難くありません。
たとえば立教小学校入試説明会では、田代副校長先生がはっきりと「今年の入試のポイント」とおっしゃっています。
考査中にマスクをはずしてしまったり、楽しさが高じてお友だちに近づきすぎてしまったり、そういった行動はマイナス評価となるでしょう。
日頃から高い意識を持ち、うがい手洗いの習慣も含め、家庭での指導、しつけが確認される入試となります。
ただし、「移るからあっちへ行け」と受け取られる態度ではなく、「お互いのため」、「今守らなくてはならない必要なマナー」として、
相手に不快感を与えることのないようにしなくてはなりません。
3)親の意識
たとえば聖心女子学院初等科の説明会では、シスター大山江理子校長先生が、
「この春は何をお考えになりましたか?お子さまとどのようにお過ごしになりましたか?」という問いかけをなさり、その話題が中心の入試説明会となりました。
コロナは私たちに多くの犠牲をもたらしました。
しかし、当たり前ではなくなった日常から何を思い、何を得て、子どもに何を伝えたのか。
まさに私たちに答えのない問いを突き付け、予測不可能な事象についての対応力が求められたとも言えるわけです。
その中でどう対応した家庭であったのか。
それは、受験者の家庭を知る上で、とても大きな意味を持つことでしょう。
願書や面接で、その部分が大きく問われるのではないかと考えます。
残り時間が少なくなりました。
子どもが自信を持って考査当日を迎えられるよう、笑顔で楽しくお過ごしいただけることを祈っております。
どんな小さなご不安でも、何でもお問い合わせください。
すべては子どもの笑顔と幸せと、ご家庭の望むご縁のために。
GLE(Global Leader Education)
主宰 安藤徳彰
追伸
先日、昨年白百合学園幼稚園受験でご相談を受けた保護者の方からメールがありました。
お伝えします。お嬢様は現在白百合学園幼稚園にお通いです。
「現在、保護者が園舎に入ることはほぼないのですが、入る際は玄関横に置いてありポンプ型のアルコール消毒液で指先、手の平、指の間、甲、手首を入念に消毒するご指示があり、ちゃんとしているかの確認があります。
うがいは年少でもくちゅくちゅではなく、上を向いて喉を洗うガラガラのご指導があります。
マスクは親子ともに白、無地指定(裏、右下に記名)です。
時節柄、親子のうがいと手洗いは大切なポイントだと思いますので、今年志望の方がいらっしゃいましたらお伝えいただけますと幸いです。」