コロナ禍の幼少受験注意事項2 過ごし方とコロナ禍での気づき


コロナは私達の多くのことを気づかせてくれました。もちろんコロナは多くの苦しみをもたらしましたが気づきもありました。

私は東京を離れて逗子マリーナでコロナ疎開をしています。ここには親子が遊べる広場があり、コロナ下では幼い子どもが父親・母親を交えて幸せそうに遊んでいます。普段は土日しかこのようにして遊べないのでしょう。しかし、普段から家族で集えるのが本来の姿でしょう。昔は職場と家は近かった。長い通勤時間をかけ都心に勤務し、夜は付き合い(?)と称するものがあり、土日はゴルフで、子育てにあまり関与できないような父親の姿は、都市化に伴う一種の感染症の様なもので、コロナはこの無駄の部分を浮き上がらせました。

親子模擬面接をすると、入室のときから家族の一体感が無く、母子は色白く、父親の視線はゴルフボールの飛んでいく角度に釘付けにされ、父親の右手は日に焼けているが左手は白かったりします。逆に親子三人が同じように日焼けして、微笑みに溢れている家族もあります。面接では、父親が子育てにどの程度関与しているかが問われます。父親が答えているときの母親の表情とか、子どもが答えているときの両親の表情とかも見られています。

コロナ下でどの様に過ごしたかと問うと、家族と家庭菜園を始めました、その野菜を使って皆で料理を作りました、とか、生き物を飼い始めました、とか、家族でゲームを楽しみました、とか、よく読み聞かせをしましたとか、プラス面を活かして過ごす方が多かったようです。いや、それを上手く説明できないと駄目でしょう。

稲花小学校の事前面接質問票では「志願者が社会人になる頃、社会はどのような能力や人柄を求めるか」という様な項目があります。このコロナ禍が気付かせた色々な問題点は、そのヒントになるかもしれません。また、学校によっては父親に聞かれるかもしれません。コロナ禍での考査では別の面が試されます。
コロナ禍での状況でどの様にプラス面も見出して過ごしたか、どの様にとらえるかが見られると思います。

GLE(Global Leader.Education)
主宰 安藤 徳彰